穂坂 メルロー スパークリング ロゼ 2020
山梨県韮崎市穂坂地区は、三角形をした甲府盆地の北西側の角から立ちあがる広大な茅ヶ岳山麓に位置する、山梨県内を代表するワイン醸造葡萄の優良産地です。標高400~700mの山麓南西斜面は、「日照時間」が長く「少雨冷涼気象区」に属し、「裾野を駆ける風」や「やや粘性のある土壌」がもたらす自然環境から育まれる葡萄は、「凝縮度が高く」「腰の強い」味わいのものとなります。
穂坂地区産の契約栽培メルロー種を使用し、そのおいしい果汁だけをフレンチオークでじっくりと樽醗酵し、さらにそのままフレンチオーク内でシュールリーして仕上げた、やや辛口のロゼスパークリングワインです。赤い花を連想させるフローラルな香りとチェリーなどの赤い果実を連想させる果実香、樽醗酵によるバニラ香などが複雑に絡み合い、きめの細かい泡立ちとともに、柔らかくもふくらみある味わいが広がる、美しいワインです。
商品情報
酒造メーカー:本坊酒造 マルス穂坂ワイナリー
タイプ:やや辛口(ロゼ・発泡性)
品種:メルロー
アルコール度数:12%
生産地:山梨県
四季豊かな日本風土を活かしたワイン造りを求め、鹿児島に本社を持つ本坊酒造が、洋酒生産の拠点として山梨県笛吹市石和町に「マルス山梨ワイナリー」を設立したのが1960年。
設立から半世紀以上、世界に通じるワインを目指し「マルスワイン」のブランド名で、数々のワインを生み出してきました。国産ワインコンクール(現日本ワインコンクール)において、山梨県内で栽培された「甲州種」及び「欧州系葡萄品種(赤)」として、初めてとなる金賞の受賞など、国内外で高い評価を受けております。
2000年には、韮崎市穂坂地区に自社農園「穂坂日之城農場」を開設し、高品質なワイン用葡萄の自社栽培を開始しました。2017年、さらなる品質向上目指し「マルス穂坂ワイナリー」を新設。葡萄にダメージが少ない、自然にかかる重力を利用した「グラビティ・フロー」を採用し、より高品質なワイン造りが可能となりました。
醸造拠点となる「マルス穂坂ワイナリー」と、貯蔵熟成・瓶詰の拠点となる「マルス山梨ワイナリー」。これらの二つのワイナリーで「芳醇な味わいと優雅な薫りのハーモニー」をテーマに、日本ワインにマルスならではの新しい価値を生み出す挑戦を続けています。